完全ワイヤレスな Bluetooth イヤホン LESOOM T1 は残念な結果になりましたが、大いなる可能性を感じさせてもらいました。
やはりなんと言ってもケーブルレスは心地よい。
音質も屋外の喧騒の中では何ら問題ない。
バッテリーの持ちも保存充電ケースによる補完で心配ない領域にある。
あとは耳に合うか、どうかだ。
その観点から次に選んだのがこれ。
TAROME Bluetooth イヤホン ワイヤレス イヤホン スポーツ 片耳 両耳とも対応 高音質 ワンボタン設計 軽量 マイク内蔵 通話可 防汗 防滴 iPhone Android 対応
Amazonで検索すると真っ先に出てくるので当初から目には留まっていましたが、やや無骨な雰囲気だったので、最初はスタイリッシュな LESOOM T1 に流れたわけです。
交換用のイヤーピースが付属しているところから見て、耳の穴に差し込むタイプと判断しました。
またBluetooth4.2なので伝送性能は信頼できそう。音は聴かなきゃわからないし。
ちょうどAmazonのタイムセールで安くなっていたこともあり、発注。
LESOOMに比べたら簡素な梱包。
裏面に英文で仕様や使い方が書いてあり、日本語で3か月保証がついている。
中国産だけど設計は韓国、となっている。
中は2段になっていて、上段はイヤホン本体と収納充電ケース。
下段にイヤーピース、USBケーブル、巾着袋。
そして中華製品とは一線を画す結構まともな日本語の取扱説明書。
収納充電ケースにイヤホンをセットしてみる。8割ほど充電されていてすぐに使える。
イヤホンは磁力で充電ケースに吸い付くので、落ちたりしなそうだし接点はつきやすそうなので安心。
裏面には「TSUNEO」?
TAROMEぢゃなくて?
まぁなんでもいいけど、さ。
どうせ知らないブランドなんで。
ツネ夫のほうが日本人ウケはいいよね。
でも最初からそうしといてくれないと怪しさが倍増しちゃうんだな~。(^^;
あとだしはだめだよ! あとだしは!
そんな怪しげな雰囲気はさておき、なかなか考えて作られてるようです。
接点が接触するとLEDが赤く点灯して充電中であることを知らせます。
ケースをフル充電しておくと、イヤホンを7~8回は充電できそうです。
実際は使いきる前にケースに戻すことが多いと思うので、10回程度はいけるんじゃないかな。
ペアリング。
1台目の表面スイッチを5~6秒押し続けるとLEDが赤青交互に点滅する状態になります。
この状態で2台目のボタンを2秒ほど押し、電源を入れておきます。
2台目はやがて5秒に1回程度青が点滅する状態になります。
ここでおもむろにスマホの設定からBluetoothを開くと、X2Tか表示されているので選択してペアリングします。
以降、どちらか一方のボタンを2~3秒押して電源を切ると、他方の電源は自動的に切れます。
この際、「Power off」と外国人オネエサンの声が出ます。
電源を入れるときは、両方ともボタンを2~3秒押します。「Power on」とオネエサンの声。その後、左右のリンクができたっぽい電子音が両方から「ポ、ポ」と鳴って、スマホとのリンクができたっぽい「ピ」という少し高い音が出たら利用可能です。
さてさて、ここで問題発生です。
ペアリングが完了して装置する段になると、みんな悩むんじゃないですかね。これ。
どっちがL?って。
こういう時に楽しく左右を確認するために、森高千里「晴れ」をスマホに入れておこう。
しかし、毎回装着するたんびに「晴れ」を聴くのもめんどくさいので、なにか目印が欲しい。
なんかないかな~とあたりを見回してみると、ワニ口クリップを発見。
なにかしらの実験で使おうとして机に放置してました。よし、これだな。
赤のワニ口クリップに生け贄になってもらいます。
右chのイヤーピースをはずし、ハサミで適当にぶった切ったクリップのカバーをはめ込んでみます。
イヤーピースを戻してみると、うん、いい感じ。
耳に装着してみても違和感なし。収納充電ケースに入れてみても引っかかることなく充電が始まった。おけぃ。
これでL/Rを間違えることはないでしょう。
ということで、装着。
装着した感じはなかなかいい。
軽いし耳穴に程々に刺さるし耳たぶにも軽く乗っかって安定するし。
斜めからみるとそんな状態がわかりやすいかと。
正面からみると、やっぱりちょっと出っぱってしまいますね。
この状態が予想できたので、最初はLESOOMに目が行ったわけです。
さて、音はどうか。
ちょっと低音が強いです。というかちょっとぼやけた低音。
もう少し引き締まっていてくれたらこのくらいの強さでも悪くはないんですけど。
でも、外で聴く分にはこのくらいパンチがあってもいいかも。
中高域は申し分ない。
まぁ2千円台で買ってるのでちょっと出っぱってしまいますけど非常にコスパは高く、とてもいいお買い物だと言えます。
ってことで、タロメだかツネ夫だかわかりませんが、X2T、オススメです。(と、この時点では思ったけど、引き続きお読みください!)
電池の持ち具合について。
実際に片道1時間程度の通勤で使ってみました。
ケースの充電をしないでどこまで持つのか。
だいたい3往復半で強制的にPower offとなりました。
まぁ充分な持ち具合と言えるのではないでしょうか。
音質について。
3往復半で電池切れとなりましたので、帰りはSoundPEATS Q12で聴くことにしました。
・・・ぜんぜん音がいい!!
やはりapt-Xは素晴らしい、と思ってしまった。
もっとも伝送性能がすべではないんですが。
ドライバーユニットも込みでQ12のほうがハイコスパです。
音がいいと疲労感が少ない。でもケーブルがないほうが疲労感は少ない。
あーでも、どちらかというとSoundPEATS Q12のほうが心地いいかなぁ。
ボタン操作もしやすいし。
そうそう。
SoundPEATS Q12で音量調節するとスムーズだな。と、思ったらそうじゃなくて、TAROME X2Tが粗いんですね。
Xperiaで音量を上げると、2段階ごとに2段階分上がるんです。これはいただけない。
あと、構造上しかたないことですが、SoundPEATS Q12のほうがケーブルがある分電波の通りがいい感じで、音の途切れが少ない。
等々考慮すると、TAROME X2Tはサブだな。という結論です。
Lchにも白い目印をつけてみました。
なくても不都合はないですが、見た目のバランスが悪い、と思ってしまったので。装着したら見えないんですけどね。自分が生理的にね。
ケーブルがいっさいない完全ワイヤレスイヤホンはとても素敵です。が、やはり音も重要。次はapt-Xマストで選びます。
ただ現状ではapt-X対応でかつ完全ワイヤレスなイヤホンはまだまだ高価です。もうしばらく待ちでしょうか。
余談ですが、SONYが最近発売した完全ワイヤレスイヤホン WF-1000X ですが、なんとiPhoneに摺り寄るAACサポートで、Xperiaのapt-Xは非対応という許し難い仕様です。
日本ではiphoneのシェアが高いので、マーケティング戦略上しかたないとかいう言い訳が聞こえて来そうです。
がしかし、2万円台の高級イヤホンが自社のハイレゾ対応までしているスマホではいい音が出ないなんて、オーディオメーカーとして終わってないですか?
2千円台で買えるSoundPEATS Q12が対応できることなんだから、意地でも両対応すべきだったのではないでしょうか?
型番も1000Xじゃなくて1000Aとか1000iにしたらいいんぢゃない?
最近のSONY、ファンの気持ちがわかってない。
MediaGoも終了するだとか、なんかむかつくのでこんなところに関係ないけど書いてみました。
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