完全ワイヤレスイヤホンは時期尚早。
bluetooth5.0でかつapt-X対応のものが5000円以下で手に入るようになるまでは手を出さない、と昨年の終わり頃に書きました。
しかし、今年の夏にクラウドファウンディング GREEN FUNDINGで日本人のために日本人が作る完全ワイヤレスイヤホンAVIOT TE-D01bの募集がはじまり、酷暑の中、心が揺らぎました。
Qualcomm社の最新チップ”QCC3026″を採用。
bluetooth 5.0でapt-X搭載。途切れにくく省電力。
しかも日本人に合わせた音づくりをするという方針に賛同して申し込みしました。
AVIOT TE-D01bがQCC3026チップのはじめての搭載機になりそうだという点でも早く試してみたかったわけです。
5000円以下になる前に手に入れることとなってしまいますが、べらぼうに高いものでもなく、定価15000円のものが11250円で手に入るという魅力に負けました。
もっと速く決断していれば10000円だったんですが、ちょっと遅れました。
そして、当初のアナウンスより少し遅れましたが、11/26, 27で発送するとのメールが入りました。
そして11/28、ついに到着。
検証段階で発表があった、VGPアワード2019 ワイヤレス部門金賞受賞のシールが誇らしげに貼ってあります。
裏面にも開発のコンセプトである日本人の音、フラットな特性を目指したことについて書き記されています。
蓋を開けると、選択したネイビーのイヤホンと充電ケースが鎮座しています。
ゴールドとのツートーンカラーがおしゃれ感を演出しています。
内容物をすべて出してみました。
イヤーピースがたくさん入っています。
フィット感が上がれば聴感も上がるはず。
イヤホン本体。
L,Rの区別はつけにくい。特に老眼だときつい。
ただ、充電ケースにもL,Rの表記があるので、耳からはずしてこっちに入れる、という癖をつければ間違わなくはなりそう。
一度ペアリングを済ませておけば、あとはケースから取り出すと電源が入って接続、ケースに戻すと電源オフのち充電開始してくれるので実に楽チンです。
楽といえば、完全ワイヤレスは楽そのものです。
久々にケーブルレスの快適さを味わいました。
ただ、以前は音の途切れに悩まされ、時期尚早という結論に至りましたので、そこが本当に改善されているのか、が最大の関心事です。
開発中の活動報告で、混雑時の池袋駅を歩いても途切れなかったという報告がありましたので、おそらく問題ないと思いますが。
まずは家で音の確認。
Xperia XZ PremiumとBluetooth 5.0 & apt-Xで接続。
とてもいい!
確かにフラットな感じ。
高い分解能で小気味良く時に雄大な低音。
聞こえていなかった音も出てきた。
ワイヤレスとは思えないレベル。
軽くて耳への負担は感じない。
装置していることを忘れる、とまではいきませんが、実に快適です。
フル充電して明日の通勤に備えます。
翌日、駅前で装着。
音楽を流しはじめる。
外だとちょっと低音が物足りなく感じる。
まぁでも音量を上げるとそれなりに出てきたので不満はない。
音の途切れに関しても、自動改札を通過しても車内が混雑してきても途切れる気配なし。
必ずと言っていいほど途切れる東京メトロ南北線飯田橋駅の自動改札機も途切れることなく通過!よっしゃ!!
ここは左右一体型のワイヤレスイヤホンでも頻繁に途切れる場所なので、ここで途切れないなら自分の立ち回り先は概ねオッケーなのではないかと想像できます。
あとは電池の持ちですが、QCC3026採用の時点で省電力なのは判りきったことだし、使い終わったら充電ケースにしまうのが前提なので、事実上切れることはないのではなかろうか?と思います。
テストのためにケースにしまわない、というのはイヤホンをなくしてしまうリスクがあるのでやりません。可哀想な人になりたくないので。
最近めっきりバッテリーがへたってきたSoundPeats Q12に代わって、メインのワイヤレスイヤホンとして活躍してくれそうです。
しかし、バッテリーが切れないとなると、予備機JPRiDE JPA2の出番すらなくなってしまうのかも。
そりゃすごいや。
フルワイヤレスイヤホン、ここに極まれり。
さらに、明日11月30日から一般販売を開始するとのアナウンスがありました。
価格は14,880円(税抜)。
なんだ2日早く手にしただけか、という気持ちもありますが、みんなで幸せになろうぜ、とも思います。
その後、ついてきたイヤーピースを取っ替え引っ替え試してみました。
でも歩いていると緩んできたり、あくびをすると浮いてきたりして低音が聞こえなくなることがたまにあります。
そこで、ウレタン系のイヤーピースにつけかえてみることにしました。
3種類を用意。M, S, S球体。
M, Sは耳栓のように円錐形の形状です。
Mは耳栓同様、周囲の音をかなりシャットアウトするので没入感が高く、相対的にいい音に感じます。
音で選ぶならこれでしょう。
しかもしっくりと耳穴にフィットするので落ちそうな感じもなくなります。耳からはずす際にも摩擦抵抗を感じるくらいですので、走っても安心です。
ただ、耳に差し込んだ時に指が感じる出っ張り感、耳から飛び出てる感がかなり気になります。
実際2~3mm出っ張っていると思いますが、指だと5mmくらい出てるんじゃないかという感触なので、どうにも気になってしまいます。
Sは柔らかくフィットする感じで、密閉感は弱まります。
とはいえシリコン系のイヤーピースよりは外音は減衰するし落下しにくい感触もあるし音もいい。
出っ張り感も3種類の中では最も少なくほとんど違和感はなくなります。
自分にはこれがベストチョイスかな。
S球体は角を落としてあり、シリコン系に近い装着感を保ちつつ遮音性が向上します。
その代わり引っかかりも少なく落ちないでしょうけど落ちそうな感触は残るでしょう。耳への負荷が少ないほうがいい人向きです。
出っ張り感もMほどではないけどあります。
この辺の感じかたは人それぞれでしょうから、参考程度にしてみてください。
バッテリーの持ちについても予想通りで、片道1時間ほどの通勤時間では余裕のよっちゃん(死語)ですね~。
会社に着いたらケースに戻してしまいますから、切れようがない。
あとはケースの充電をときどき週一程度忘れなければいいだけです。
なくすか故障でもしない限り、JPA2は出る幕なさそう。
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