AIWA SC-B10
1989年発売
質感プロセッサ「BBE」に加え、アイワ独自の低音増強技術「DSL」(Dynamic Super Loudness)を搭載したアクティブスピーカーです。
以前こちらでもご紹介した「AFB-7」と同様、スピーカーのユニット部分が縦に角度変更できる首振りデザインとなっており類似していますが、一回り大きなサイズ感です。
てっきり同じボディ設計を使い回ししているものと思い込んでいましたので、はじめて現物を見た際は少しばかり驚きました。親玉?みたいな。(^^;
おそらくDSLの重低音に余裕をもって応えるために必要なサイズアップだったのかな、と思います。
さすがDSL。小型でもクリアで伸びのある低音を聴かせます。
SC-B10の場合、DSLは常時ONとなっていてOFFにできないので、容積アップは妥当な選択でしょう。
一方、BBEはON/OFFスイッチが用意され、さらにBBEの効かせ具合をコントロールできます。
しかしながら、最近のハイレゾ音源をはじめとした音楽コンテンツではBBEの必要性はあまりないようです。
BBEとは、なまった音の立ち上がり成分を検出して補完し、中低域よりも高域の時間軸を早めて位相を合わせ、より元音に近い音を取り戻す、音のみずみずしさを復活させるシステムですが、現在のオーディオは手元のDACまでデジタルで信号が届くため、昭和の頃のようになまることはほとんどなくなり、特段の効果は得られないようです。
カセットやラジオが音楽ソースの中心だった当時は、BBEの効果をそれなりに感じられたものですが、もはや過去の技術という感じになってしまいました。
無論、なまったソースを聴く場合においては、今でも有効な機能であることに変わりはありませんが。
録音はTASCAMのPCMレコーダーDR-07MKIIを使用しています。
96KHz 24bit 約50cm
DACにはTEAC UD-301を採用、直接RCAピンコードで接続しています。
サイズを超えたリッチなサウンドをお楽しみください。
※ YouTubeの再生設定を「高画質 1080P」にしてお聴きください。
サランネットはありませんが、パンチンググリルが簡単にはずせますので、エアレコお約束の取りはずしを4曲目でおこないました。
チャンネル登録はこちら。
https://www.youtube.com/channel/UCdGcPfC5R0o4cRgdcb6l6DA?sub_confirmation=1
AIWA SC-B10 主な仕様
形式:フルレンジ密閉型 デスクトップ
最大出力:26W(ピーク時)
再生周波数範囲:40Hz~20,000Hz
ユニット:10cmコーン型
入力端子:ピンジャック×1
電源:AC100V 50/60Hz
消費電力:20W
大きさ:W188×H232×D185mm
重さ:約2.2Kg
(参考:AFB-7:W170×H185×D161mm 約2Kg)
備考:オートパワーオフ 約20秒 防磁形
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