AIWA SC-E20
1979年
アイワがラジカセの新しいコンセプトモデルとして1979年にリリースしたキャリーコンポ(CARRY COMPO) CS-9。
その実態はマイクロコンポとスピーカーをビルトインしたボックスを丸ごと持ち運ぶという、かなりいかつい代物でした。
しかし時代は高度経済成長期。
友達に借りたおんぼろ車で海まで走ろう。
おんぼろ車にはラジオしかついてないからラジカセを持ち出すものの、それには飽き足らずもっといい音を楽しみたい。
ステレオ化、大型化、その先にあるもの。
それが、キャリーコンポ。
その栄えある第1弾に搭載されたスピーカーがSC-E20でした。
スチールバンパーがいかつい印象をさらに強調しています。
木製のバスレフ型エンクロージャーに、SC-45やSC-47でも使われたアイデンの12cmフルレンジユニットAF-50Pの改良版を採用しています。
また、一見ツィーターなのかと思わせるデザインのバスレフダクトが効いているのでしょうか、低域が意外に伸びているように感じられます。
2ウェイだと言われても信じてしまうことでしょう。
おなじアイデンのユニットを採用していても少しづつ進化を重ねているようです。
録音はTASCAMのPCMレコーダーDR-07MKIIを使用しています。
96KHz 24bit 約50cm
DACにはTEAC UD-301を採用、可変出力モードに設定した上でパワーアンプ AIWA S-P22 2台に接続。スピーカーをBTL接続して各chに割り当てています。
サイズを超えたリッチなサウンドをお楽しみください。
※ YouTubeの再生設定を「高画質 1080P」にしてお聴きください。
後日、SC-E20をフロアに設置して鳴らしてみた空気録音もご用意しましたので、あわせてお聴きになってみてください。
AIWA SC-E20 主な仕様:
発売:1979年
形式:フルレンジバスレフ型 ブックシェルフ
インピーダンス:8Ω
最大許容入力:15W
出力音圧レベル:90dB/W/m
周波数特性:75~17,000Hz
ユニット:12cmコーン型 (90mmフェライトマグネット)
大きさ:W147×H230×D155mm
重さ:2.2Kg
備考:CS-9のスピーカー。
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