アイワの高級ミニコンポ「プリオール」シリーズの中級機となる
「CDS-333」用のスピーカーが、このSX-S333になります。
中級機らしく、あまり肩肘張らずに作られたようで、無理に低音を欲張らず、
ナチュラルな音作りを目指したものと感じます。
欲張っていないとは言ってもウーハーの直径は22cmありますから、空気録音を
一聴していただければわかりますが、小気味いい低音が余裕を持って出ています。
ボーカルを遮らない、きっちりとした分解能が感じられるかと思います。
12畳くらいまでの広さの部屋であればこれで十分ではないでしょうか。
上の帯域はスコーカー+ツィーターではなく、ツィーター+スーパーツイーター
という構成になっています。
プリオールシリーズは22KHzまで記録できるDATの登場にあわせて設計されているため、
超高域をかなり意識していることが伺えます。
このおかげでハイレゾ時代にも通用する綺麗な高音が出ています。
上級機に比べると各所コストダウンが図られているわけですが、押さえるところは
きっちり押さえられている印象です。
サランネットについても、つけはずしすることは可能ではありますが、
頻繁に着脱することを前提には作られていません。
サランネット込みでラウンドバッフルの形状になることからも、
装着して使用するのが前提であると考えられます。
よってこの動画でも装着状態を標準とし、4曲目だけはずしてみました。
スピーカーコードもコストダウンのため直出しとなっていますが、逆に接点が減って
いい結果をもたらしているように思えます。
録音はTASCAMのPCMレコーダーDR-07MKIIを使用しています。
96KHz 24bit 約1m
DACにはTOPPING E30を使用し、プリアンプモードに設定した上で
パワーアンプ AIWA S-P22 2台に接続。スピーカーをBTL接続して
各chに割り当てています。
※ YouTubeの再生設定を「高画質 1080P」にしてお聴きください。
チャンネル登録はこちら。
https://www.youtube.com/channel/UCdGcPfC5R0o4cRgdcb6l6DA?sub_confirmation=1
AIWA SX-S333 主な仕様
発売:1988年
形式:3ウェイバスレフ型ブックシェルフ
インピーダンス:8Ω
最大許容入力:50W
出力音圧レベル:90dB/W/m
周波数特性:40~18,000Hz
クロスオーバー周波数:10KHz
ユニット:
ウーハー:22cm高圧縮コーン型
ツィーター:6cm金属皮膜センターコーン型
スーパーツィーター:4cm金属皮膜ドーム型
大きさ:W286×H512×D190mm
重さ:4.5Kg
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